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ワンデーミーティングに参加して(2014年11月 ほほえみ通信 第8号)


 主人が一年間の闘病生活の末に亡くなり、八ヶ月が過ぎました。数ヶ月は諸々の手続きに追われ、ふと気付くと、ひとりぼっちの自分がいて、「いつまでこの生活が続くのだろうか?」と思うと、侘びしく辛い気持ちでいっぱいになりました。そんな時に「ほほえみネットワーク・グリーフサポート」の存在を知り、矢も楯もたまらず
ワンデーミーティングに参加させていただく事になりました。
 悲しみから立ち直るのにプロセスがあるという事を知り、「自分がどの様な状態にいるのか」が分かったという事は、私にとって大きな意味がありました。それに、同じ境遇にいる人の話しを聞かせていただき同じ思いをしている仲間がいるというだけで、慰められる気持ちがしたのを覚えています。自分の気持ちを隠すことなく、話せる場所を与えていただいたのも大きかった様に思います。
 仏壇の前に座り、毎日あった出来事を報告し、一日の無事を感謝する事で毎日が過ぎていきます。涙しない日はありませんが、ひとりっきりの生活の中で唯一良い事があります。誰にも気兼ねせずに、泣きたい時に思いっきり泣けるという事です。まだまだ、辛く寂しい毎日ですが、どこかで折り合いをつけて生活していける気力がわいてくるのを待つ日々です。 

S・I(女性、千葉県在住)