ミーティングを終えて(2005年7月 ネットワークニュース第71号)

「遅いからもう寝ましょうよ」の言葉を交わして、早朝私が目覚めた時、夫は冷たくなっておりました。七月八日、七夕様の流れ星に乗って昇天したのです。
葬送の行事を全て終え一人ぽっちになった時、手にした新聞で、ほほえみの記事を読みました。
自ら命を絶つ。そう考えているような精神状態の私に、一筋の光明のごとく「藁」をもつかむ気持ちで、すぐに小冊子とミーティングの申し込みをしました。
四ヶ月間のミーティング中も心の痛みは耐え難いものでした。
しかし、同じ境遇の人たちとの語らいは心を癒し、ミーティングの仲間と逢うのが、回を追うごとに楽しみで待ち遠しくなってきたのです。
最終回の打ち上げ飲み会では、これでもう逢えないという淋しさがいっぱいになり、翌日からは定番どおり生来のネガティブ人間が振り出しに戻っていました。
そのような過程で自分なりに学んだことは、この癒しも治癒できるのは、心療医師でも、草津の湯でもなく、青い鳥は己の心の中に住んでいるのだということでした。
素晴らしいミーティングの友を得て「OB会を続けよう会」を立ち上げようという今、青い鳥は自分で手のひらに乗せるのだということを実感しました。このことを教えて下さった、ミーティングの仲間の皆さん、毎回、暗い人間の暗い愚痴話を嫌な顔もしないで、優しく耳を傾け、穏やかに上手に誘導して下さったワークリーダーの皆様、本当にありがとうございました。
これからは、皆様のように、前向きに明るく生きてゆけるよう、ほほえみの諸行事を通じて、お仲間入りさせて頂き、再スタートできたらと願っています。よろしくお願いいたします。
T・T(女性、東京都在住)